それは、医者として自分が出来る事と出来ない事を明確にするという事です。
医者は万能ではありません、例えば、内科医が手術をする訳にはいきませんしね。
専門というものがありますから。
総合病院で働いている場合、昼間の時間帯は専門的な診療に従事する事が可能ですので、あまり問題は生じません。
問題となるのは、救急の時間帯。
病院によるところが大きいのですが、医者が自分1人しかいない場合も少なくないです。
そのような場合は自分が出来ることと出来ないことをはっきりとさせないといけません。
医者ですから、専門に関わらず、急変時もある程度、最低限の事は出来ます(それも出来ないというならば問題ですが・・・・)
挿管が出来れば望ましいでしょうが、時には挿管出来ない人もいるでしょう(筋弛緩がない状態ですので、結構難しいですし、単純に挿管困難の人もいますしね)
でも、とりあえず、バッグで酸素化する事は出来る訳で、その間に他の人手なり、主治医に連絡すればいい訳です。
患者さんを目の前にして何もしないのはいけないですが、かといって、自分に出来る事と出来ない事を冷静に判断し行動する事が必要であり、また重要だと思います。
自分に出来る事を行い、次につなげる事が大切だと思います。
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